「事故1時間前から危険運転」証言も 渋谷・スクランブル交差点事故

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000318955.html?display=full



7日午後7時半ごろ、東京・渋谷区のスクランブル交差点で複数の人が車にはねられる事故がありました。警視庁によるとこの事故で交差点近くの喫煙所辺りにいた7人がケガをしているということですが全員軽傷です。

事故を起こした車は20代の男が運転していて、警視庁は事故現場にいた男を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。男は「運転操作を間違えた」という趣旨の説明をしているということです。

逮捕された男を見た人
「警察に連れていかれるのを見ました。白いTシャツにジーンズですね。淡々と警察車両に乗せられる感じで、暴れたりそういう感じではない」

■現場で何が？

車はどこから来て、歩道に突っ込んだのでしょうか。

私たちの取材から、事故を起こした車は、渋谷駅の高架下の大通りを走ってきて、左折しようとしますが、曲がり切れずに大回りに。バランスを崩した車が、左側の歩道に突っ込んだとみられます。

事故を目撃した人
「警察の人がなんか言ってたんだけど、右折しちゃいけないところを右折しようとして、右折ができないから直進して、そこのガードレールにぶつかったみたい」

目撃者によると、車は最初、道を右折しようとしましたが、右折禁止だと気づいたのか、無理に左折をしたということです。

■「事故1時間前から危険運転」証言も

歩道に突っ込んだ濃いグレーの車はアメ車でしょうか。改造した車とみられ、タイヤから不自然な形で車体が浮いています。この車、事故の1時間以上前から、付近で「危険運転」をしていたことが私たちの取材でわかりました。

事故1時間前に車を目撃した人
「宮益坂登った辺りで同じような片輪走行をしているところを直接目の前で見かけて、かなり危険だなと思っていた矢先、この事故がスクランブル交差点で起きたといった流れです。運転手の表情も覚えている」

警視庁は車を運転していた男に事情を聴いて、事故が起きた経緯について詳しく調べています。